ごあいさつ

　このたびは名賀医師会のホームページを訪れていただきありがとうございます。

　名賀医師会の「名賀」とは、明治29年に名張郡と伊賀郡の合併で発足した「名賀郡」から由来しております。平成16年の市町村合併で青山町が伊賀市に編入されたことにより、「名賀郡」という名称は地図上から消えてしまいましたが、「名賀医師会」でその名称が生き続けています。

　名賀医師会は現在の名張市と伊賀市青山地区の開業医と病院勤務医で構成されています。医師会の役割は主には2つあります。1つ目は、会員の医師の診療レベルの向上、自身がめざす医療の実現、会員相互の親睦をサポートをすることです。医師が元気に生き生きと自分らしく働けることで、最終的に地域住民の皆様の健康に貢献できると考えております。2つ目は行政と協力して地域の医療、福祉、介護、健康増進、健診、予防接種、災害医療、学校保健などの事業に取り組むことです。

　日本は今後ますますの超高齢化社会、少子化の時代を迎えます。名張市、伊賀市を含むこの伊賀地区も人口減少に歯止めがききません。特にこの伊賀地区では病院数や医療介護に携わる人口が少なく、病院の勤務医は都市部からの応援に頼らざるを得ない状態です。そんな少ない医療資源の中でこの地区の医療、福祉、介護を守ること、そして住民の皆様が住み慣れた街で自分らしい人生を送り続ける包括的な支援体制をつくっていくために、多職種の皆さんと連携、協力して「今できること」を探り続けているところです。

　最後に、是非とも皆さんが気軽に色々ご相談できる「かかりつけ医」を持っていただきたいです。皆さんのご相談によって、医療、福祉、介護、行政の多職種のサポート体制が皆さんと関わり、皆さんが安心して日常生活を送られる一助になれると思います。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。