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平成27年度事業実績報告
事業実績報告
1. 名張市在宅医療支援センターの運営
(1)会議の開催
①運営協議会
- 第1回 平成27年5月19日
- 第2回 平成28年3月22日
②在宅支援実務者会議
- 第1回 平成27年5月26日
- 第2回 平成27年7月15日
- 第3回 平成27年9月15日
- 第4回 平成27年11月17日
- 第5回 平成28年2月16日
(2)本人・家族及び関係機関・職員への相談支援
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2. 包括的なネットワークの構築
(1)多職種連携研修の開催
目的: | 医療病床数、医師数などの医療資源が少ない名張市で、医療、福祉、保健従事者などの「人」の力を引き出しネットワークをつくることで「生まれ育ったまち、住み慣れたまちで暮らしつづける」ことの実現をめざす。 |
研修内容
- 第1回 平成27年7月2日
縁活カフェ
ワールドカフェ方式によるグループセッション
テーマ: 多職種連携!うまくいっていること、いないこと。
多職種連携!こうすればうまくいく。コーディネーター: 名張市立病院 地域医療教育研修センター長
御前 秀和氏 - 第2回 平成27年10月17日
ケース検討会(未来志向型)
ケースを通じて関係者の役割や整えるべき必要な仕組みを、グループセッションにより検討する。
テーマ:認知症ケア
コーディネーター: 名張市立病院 地域医療教育研修センター長
御前 秀和氏 - 第3回 平成28年2月13日
ケース検討会(未来志向型)
ケースを通じて関係者の役割や整えるべき必要な仕組みを、グループセッションにより検討する。
テーマ:人生の最終段階におけるケア
コーディネーター: 名張市立病院 総合診療科医師
原田 直樹氏
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(2)看護職研修の開催
目的: | 在宅医療をすすめていく上で、重要な役割を担う看護職の資質を向上することで地域包括ケアの実現を目指す。 |
- 第1回 平成27年6月16日
テーマ:呼吸療法について、より深く理解しよう!
講師: 名張市立病院 主任看護師 呼吸療法認定士
西田 美穂氏 - 第2回 平成27年11月13日
テーマ: これだけは知っておいてほしい〜誤嚥性肺炎予防のための口腔ケア、嚥下訓練〜 講師: 名張市立病院 リハビリテーション室 言語聴覚士
主任 千田 直美氏
伊賀歯科医師会 歯科医師 大林 敏氏(鴻之台歯科診療所)
名張伊賀歯科衛生士会 歯科衛生士 延木 千穂氏(同上)
(3)関係機関との連携〜会議等への出席
介護保険事業所連絡会 | 7/1 |
共生地域デザイン会議相談部会 | 6月から毎月1回 |
主任介護支援専門員会議 | 4/28、6/5、8/10、9/16、2/17 |
セントケア豊後町運営推進会議 | 5/9、11/13、1/14 |
(4)ケースカンファレンス等への出席
出席回数 | 26回 |
ケース実件数 | 20件 |
(5)研修等
- 平成27年5月24日
渋川市・渋川地区医師会主催
在宅医療・介護推進講演会
「名張市における地域包括ケアネットワークシステムについて」 - 平成27年10月13日、10月20日、10月30日、11月6日
社会福祉法人 名張育成会主催
介護職員初任者研修
「医療との連携、リハビリテーション」「認知症ケア」 - 平成28年1月13日
名張市健康福祉部 高齢・障害支援室主催
共生地域デザイン会議相談部会研修
「生まれ育ったまち、住み慣れたまちで暮らしつづけるために〜地域包括ケアとは」 - 平成28年1月16日
近大高専主催
近大高専市民公開講座
「地域包括ケアへの取組み」 - 平成28年2月18日
福岡県主催
福岡県在宅医療・介護連携推進研修会
「行政と医師会の協働ですすめる医療・介護・福祉の連携」 - 平成28年3月6日
三重県・三重県医師会主催
地域包括ケア事例報告会
(6)視察等への対応
- 平成27年5月15日
桑名医師会視察:在宅医療支援センターの運営状況について - 平成27年6月9日
高知大学 現地調査(聴取り):在宅医療支援センターの運営状況について - 平成27年7月10日
三重短期大学 現地調査:在宅医療支援センターの運営状況について - 平成27年7月13日
塩崎厚生労働大臣視察:在宅医療の取組みについて - 平成27年9月1日
公益財団法人日本生命済生会『地域福祉研究』取材訪問 - 平成27年9月17日
大阪府看護協会 認定看護管理者教育課程サードレベル施設見学 - 平成27年10月29日
愛知県尾北医師会視察:在宅医療支援センターの運営状況について - 平成27年11月16日
岡山県井原市視察:在宅医療・介護連携事業について
3. 在宅医療推進のための環境づくり
(1)名張市立病院と在宅主治医との連携
在宅医療救急システムの推進
在宅療養支援診療所や在宅訪問診療を積極的に行う医療機関が少ないなか、少しでも住民や実施医療機関の支援体制として「24時間365日の緊急時の受入れ体制整備」を、名張市立病院と協議し進めてきた結果、「在宅医療救急システム」が整備されました。
活動内容
平成25年10月より「在宅医療救急システム」が立ち上がり、在宅医療に係る支援体制が始まりました。
(1) | 在宅主治医は『在宅医療救急システム登録票』を記載し、在宅医療支援センターを通じ名張市立病院へ届ける。 |
(2) | 名張市立病院は『在宅医療救急システム登録票』が届けられたら、速やかに『在宅医療救急システム登録済証』を、在宅医療支援センターを通じて在宅主治医に届ける。 |
(平成28年3月31日現在)
- 登録者数 65名
- 登録医療機関 9医院
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(2)歯科医師会及び薬剤師会との連携
- 多職種連携研修への参加要請
- 相談支援での連携、調整
- 在宅主治医への医材料供給システムの情報提供
(3)介護支援専門員調査
医療系サービスの需要・供給状況や医療・介護連携事業に関するニードを把握するために、居宅介護支援事業所介護支援専門員を対象に10月分給付管理のサービス計画等について実態調査を実施した。
4. 市民への情報提供、啓発および協働
(1)市民啓発講演会の開催
在宅医療・介護の連携が円滑に進んでいくためには、関係機関の連携だけでなく、患者、家族が在宅医療や介護福祉について理解していることが必要です。関係機関がお互いの役割や機能を理解するとともに、市民一人ひとりが、医療介護福祉の機関や職種の役割を知ることも必要です。そのための普及啓発の機会とするために、医療介護福祉フェスタを開催した。
開催日時 | 平成27年11月29日(日曜日)午後1時〜4時 |
開催場所 | 名張市武道交流館 いきいき |
テーマ | 「在宅ケアチーム〜こんなことできるんです!」 |
内容 | 寸劇、講演、展示、体験、相談 |
参加者数 | 200名 |
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(2)民生委員児童委員との連携
多職種連携研修への参加要請を行い、各単位民生委員協議会から1〜2名の参加があった。参加者からは、医療との連携の必要性や多職種の役割について理解でき連携を今後深めていきたいと好評だった。
(3)医療資源の情報収集及び市民への提供
「医療・介護福祉ガイドブック、マップ」をもとに、ホームページを更新して市民に医療資源情報を提供した。
5. その他
(1)名賀医師会 在宅医療支援センターの取組み、活動の外部への発信
「平成26年度名張市在宅医療支援センター運営報告」を作成し、関係機関に配布した。
(2)名賀医師会事業との協働
名賀医師会の三重県からの委託事業「かかりつけ医による地域医療支援プログラム研究開発事業」を協働実施した。
『よくバリ青春体操』を開発するとともに、啓発媒体としてDVD、リーフレット、ポスターを作成し、医師会員、関係機関に配布した。
(3)研修会への参加
- 平成27年4月13日 認知症研修
参加者:職員 - 平成27年9月7日 国保・高齢者医療・保健合同研修会
「地域包括ケアシステム〜今、私たちは何をなすべきか」
参加者:職員 - 平成27年11月23日 第11回 在宅医療推進フォーラム
参加者:実務者会議委員 職員 - 平成27年12月8日 三重大学医学部看護学専攻がん看護学公開授業
参加者:職員 - 平成27年12月17日 緩和ケア看護研修
参加者:職員 - 平成28年2月11日 平成27年度三重大学緩和ケアフォローアップ研修会
参加者:実務者会議委員 職員