令和6年度事業実績報告

事業実績報告

1. 名張市在宅医療支援センターの運営

(1)会議の開催

①運営協議会

  • 令和6年4月23日

②在宅支援実務者会議

  • 令和6年8月6日
  • 令和6年11月26日
  • 令和7年3月11日

(2)本人・家族及び関係機関・職員への相談支援


相談支援方法別
電話相談 116件
来所相談 17件
訪問相談 27件
 
相談支援内容内訳(複数内容有)
①問合せ(情報提供) 152件
②在宅医療主治医依頼 7件
③診療所紹介・情報提供 19件
④病院紹介・情報提供 35件
⑤歯科医紹介・情報提供 6件
⑥薬局紹介 0件
⑦包括支援センター・まちの保健室と連携 5件
⑧居宅支援事業所と連携 21件
⑨訪問リハ連絡会を紹介・連携 0件
⑩訪問看護事業所と連携 21件
⑪介護サービス事業所を紹介・連携 0件
⑫高齢者支援室を紹介・連携 0件
⑬障害支援室を紹介・連携 2件
⑭高齢・障害者支援室以外の部署紹介・連携 3件
⑮障害者福祉事務所を紹介・連携 1件
合計 287件


2. 包括的なネットワークの構築

(1)多職種連携研修の開催

目的: 医療病床数、医師数などの医療資源が少ない名張市で、医療、福祉、保健従事者などの「人」の力を引き出しネットワークをつくることで「生まれ育ったまち、住み慣れたまちで暮らしつづける」ことの実現をめざす。
  • 多職種連携コミュニケーションアップ研修
    日時:令和6年9月26日(木)午後6時40分~8時40分
    場所:名張市防災センター
    テーマ:『コーチングで知ろう!あなたが目指す最高の仕事』
    講師:名賀医師会長 森岡内科クリニック 森岡 浩平先生
    参加者:112名
  • 多職種連携研修 写真
  • 青山地区多職種連携研修
    日時:令和6年10月5日(土)午後2時~4時
    場所:伊賀市青山福祉センター
    テーマ: 『住み慣れた青山で暮らし続けかれるように、
     みんなでなんとかしよう!』
     ~昨年8月の台風接近の経験から
    内容: 話題提供:昨年8月の台風接近時の体験談
    ・城医院 院長 城 祐輔先生
    ・特別養護老人ホーム「森の里」 施設長 中島慎介氏
    ・居宅介護支援事業所ケアプランセンター南部 管理者 平田栄美氏
    グループワーク
    ・体験談をきいての感想、自分の体験等の情報交換、今後の‟災害”への対応等
    全体での情報共有、意見交換
    参加者:50名
  • 多職種連携研修 写真
  • 多職種連携地域ケア会議(伊賀薬剤師会共催)
    日時:令和6年11月14日(木)午後8時~9時30分
    場所:ZOOM
    テーマ:さらなる多職種連携のために知ってほしいこと、知りたいこと
    方法:スモールディスカッションと全体での共有
    参加者:27名

(2)看護職研修の開催

三重県看護協会伊賀地区が行う「看護職連構築事業」の準備委員会に参画し研修を開催した。
日時:令和6年12月5日(木)午後6時30分~8時30分
場所:名張市防災センター
テーマ:「効果的な退院支援に向けて、看護職と介護支援専門員との連携の強化」
内容:講演とグループワーク

講演: 「介護保険について」
「退院時に介護支援専門員が欲しい医療情報について」
三重県介護支援専門員協会伊賀地区支部
支部長 関森一代氏・副支部長 原田恵子氏
「病院で実施している退院支援」
伊賀市立上野総合市民病院 地域医療連携室室長 中井より子氏

参加者:100名

(3)テーマ研修

  • 人生の最終段階におけるケアに関する研修
    日時:令和7年2月27日(木)午後2時~4時
    場所:名張市保健センター2階
    テーマ:「エンド・オブ・ライフケア~意思決定支援・本人の意向を考える~」
    内容:講義と「もしバナゲーム」
    講師: がん看護専門看護師 中 滉子氏
    認知症看護認定看護師 城井田浩二氏
    参加者:43名
  • テーマ研修 写真

(4)地域課題抽出、課題解決のための取組み

  • 三重県や厚生労働省のホームページにある人口動態、介護保険等の統計を名張市、伊賀市の分を集約し、統計からみえる地域の特徴を把握した。
  • 地域包括支援センターや関係機関との打合せを通じて、地域の情報を共有したが課題共有まで至っていない。

(5)関係機関との連携~会議等への出席


  出席回数
認知症初期集中支援チーム会議 1回
認知症初期集中支援チームサブチーム会議 11回
地域口腔ケアステーション連携推進ネットワーク会議 1回
グループホームひかり運営会議 5回
セントケア豊後町運営推進会議 5回
伊賀区域認知症疾患医療センター連携会議 1回
三重県看護協会伊賀地区支部看護職連携構築事業準備会 3回
個別乳幼児特別支援事業作業部会 3回


(6)ケースカンファレンス等への出席


出席回数 11回
ケース実件数 10件


3. 在宅医療推進のための環境づくり

(1)名張市立病院との在宅主治医との連携

在宅医療救急システムの推進

 在宅療養支援診療所や在宅訪問診療を積極的に行う医療機関が少ないなか、少しでも住民や実施医療機関の支援体制として「24時間365日の緊急時の受入れ体制整備」を、名張市立病院と協議し進めてきた結果、「在宅医療救急システム」が整備されました。

活動内容

 平成25年10月より「在宅医療救急システム」が立ち上がり、在宅医療に係る支援体制が始まりました。

在宅医療に係る支援体制

(1) 在宅主治医は『在宅医療救急システム登録票』を記載し、在宅医療支援センターを通じ名張市立病院へ届ける。
(2) 名張市立病院は『在宅医療救急システム登録票』が届けられたら、速やかに『在宅医療救急システム登録済証』を、在宅医療支援センターを通じて在宅主治医に届ける。


(2)歯科医師会及び薬剤師会との連携

  • 地域口腔ケアステーション連携推進ネットワーク会議での口腔ケア、在宅歯科診療に関する情報交換
  • 多職種連携地域ケア会議を伊賀薬剤師会と共催で実施した。
  • 相談支援での歯科医師会、薬剤師会との連携、調整

4. 市民への情報提供、啓発および協働

  • 名賀医師会の実施する健康教育開催時に、名張市在宅医療支援センターの相談等の業務についての情報提供をした。
    日時:令和7年1月25日(土)
    場所:桔梗が丘市民センター
    参加者数:71名
  • 医療資源の情報収集及び市民への提供
    『令和6年版ガイドブック・マップ』を希望者に配付した。

「医療・介護福祉ガイドブック、マップ」 写真

  ・「医療・介護福祉ガイドブック」(PDFファイル・21.8MB)

5. その他

(1)名賀医師会 在宅医療支援センターの取組み、活動の外部への発信

  • 「令和6年度名張市在宅医療支援センター運営報告」を作成し関係機関に配布した。
  • ホームページを活用し情報提供した。

  ・令和6年度名張市在宅医療支援センター運営報告(PDFファイル・6.5MB)

(2)名賀医師会事業との協働

『よくバリ青春体操』のリーフレット、ポスターを関係機関に追加配布した。

(3)研修会への参加

  • 令和6年7月20日(土)・7月21日(日)第6回日本在宅医療連合学会大会
    幕張メッセ 国際会議場(千葉市美浜区中瀬2-1)
    参加者:実務者会議委員2名、職員

過去の実績